ダッシュで奪取

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【Vita】『聖魔導物語』感想 ストーリークリアまでは楽しい。

※この記事は、旧ブログからの移行記事です

連休を使って、聖魔導物語のプラチナトロフィーを取得しました。

私の記念すべき(?)初めての積みゲーです。2013年発売……4年前……?

タイトル画面のスクショを失敗している

不思議なダンジョン系ゲームですよと言えばだいたい通じますでしょうか。
メインストーリーの範囲ならとにかく気軽に遊べますが、トロフィーを狙うとなるとかなりの物量地獄が待っています。

目次

  1. 内容のこと
  2. 難易度のこと
  3. よかったこと
  4. 気になったこと
  5. トロフィーのこと
  6. 総評?

内容のこと

潰れそうな近所のカレー屋さんのために、伝説のカレーを作るための食材を集めよう! 以上!

脱線せず、とにかく最初から最後までカレー一色だったのは良かったです。ゆるいお話、明るいストーリー、かわいい絵柄。

個人の趣味で鬱屈とした作品ばかり好んで遊んでしまうので、悪いヤツのいない平和な世界はなかなか新鮮でした。

難易度のこと

所謂空腹度の要素もありますが、お供キャラの空腹度であって、主人公のステータスではありません。

結果として、ダンジョン内にある全てのアイテムから補給することができるのであってないような感じです。武器でも防具でも、その辺に落ちてるアイテムでも何でもお供が食べて回復するよ!

これがとにかくぬるいと感じる一番の原因なんじゃないかなーとか思ってしまいました。アイテムをやりくりしなくても、落ちているものをお供に投げつけているだけでなんとかなってしまう。

戦闘も装備品を鍛え始めるとラスボスからですら1~2ダメージしか食らわなくなったりして、とにかくゲームオーバーになるのが難しい。

難易度は、(自分のような)ゲームが苦手な人には助かる部分もあるのですが、これがとにかく長いだけのクリア後ダンジョンと組み合わさることによって寝落ち誘発要因に……。

※後日追加された「激辛伽哩塔」は一変してきっつい難易度でした。舐めてかかったら普通にボコボコにされました。

↑ 256階(後述)でのボス戦。よわい(ププルが主人公です)

よかったこと

画面ワンタッチでアイテムメニューが開ける! 便利!

頻繁にメニューを開く必要があるのでこれはありがたかったです。

装備品のデザインがかわいい

武器や防具を変えるとグラフィックもちゃんと変わります。デザインもまち針、三色団子、標識などなど、いい感じにゆるくて好き。

主人公・ププルの着せ替え衣装もかわいい。何着せてもかわいい。

耳に残るBGM

ボーカル曲が多く、聴いててとにかく楽しい。モンスターハウス電波ソングとかめっちゃ耳に残りますね。

特に「摩訶不思議伽哩塔」の曲、妖しい雰囲気とラストダンジョンの盛り上がりもあって気に入りました。サウンドテストがあるのは嬉しい。

気になったこと

登場人物のキャラ付け

中途半端に魔導物語っぽいキャラを出さなくても良かったのでは?というのが本音です。

特にゼオとクリオラは何をしててもシェゾ・ルルーが頭に浮かんでしまう……。

設定も名前も似てる

杖の存在意義

武器種は大きく「剣」と「杖」に分かれています。剣は物理攻撃力、杖は魔法攻撃力が大きく上昇します。

……が、魔法は一回の探索で8種類(剣スキル、鑑定スキル含む)、1つにつき3~5回ずつぐらいしか使えないので必然的に剣しか使わなくなります。「魔導」物語とは一体。

せっかく種類を選べるのに、剣一択になってしまうのがちょっと勿体無いなぁと。

足元のアイテムを手持ちのアイテムと交換したかった

ただの願望ですが!

この手のゲームだと、床のアイテムの上に乗る→手持ちのアイテムと足元のアイテムを交換するってシステムがありますよね。

それが無いので、手持ちのアイテムを床に置く → 床のアイテムを拾う → 鑑定する → 不要だったら今拾ったアイテムを置く → 最初に置いたアイテムを拾う…って手順がとにかく面倒でした。これは頻繁にやることになるので尚更……!

パートナーのくぅちゃん

後ろから付いてきてくれるお供キャラですが、邪魔だなぁと感じることが多かったです。

  • (仕様なのかそうじゃないのか判別がつかないけど)開けていない宝箱に接近するとかなりの頻度でそこから動かなくなる。

  • そのまま放置してたら、敵と接触してたまに瀕死状態になっていたりする。

  • 寝ている敵の横を通り過ぎようとすると、かなりの確率で喧嘩を売りに行く。

  • そのまま放置してたら、敵と死闘を繰り広げて瀕死状態になっていたりする。

  • 落ちているアイテムの上を通過すると勝手に食べるスキルを覚えたときはとにかく面倒。

  • 忘れさせることに成功しても、また同じスキルを習得することも(スキルを覚えないという選択肢はない)

  • うっかり即死アイテムの上を歩かせてしまい、瀕死状態になっていたりする。

  • 「その場で動くな」って指示を出したかった。

今作では床に何もない代わりに宝箱に罠が仕掛けられているため、なるべく箱を開けずに進めていきたいのですが、くぅちゃんが引っかかっていて開けざるを得ない状況が結構ありました。

大したアイテムが入っていないのも分かっているのに、罠の効果は装備品の強化度が下がったり、手持ちのアイテムをロストしたりと結構嫌なものが多く、メリットとデメリットが釣り合っていないのもちょっともやもやします。

天空聖殿

所謂クリア後ダンジョンですが、全256階。

100階まではちょくちょく会話イベントや中ボスもあるのですが、それ以降最終フロアまで文字通り特に何もないので、本当は全100階ぐらいだったのを無理矢理156階増やしたのでは? って思ってしまいました。

内装も変わらないし、BGM も同じものばかりだし、敵もほとんど代わり映えしないしでただ延々と階段を探す作業を続けることになります。

そこに低難易度で緊張感がないのも追い打ちをかける。

「天空聖殿を踏破した!」というトロフィーはないので避けられるような気もしますが、プラチナを狙うなら(図鑑埋め的な意味で)やっぱり必須です。

噂のC2エラーには遭遇しなかったものの、2回ほど処理落ち→フリーズでやり直す羽目に。

※特典アイテムも特に嬉しいものではない(かなしい)

余談
  • 200階超えた辺りでフリーズが発生すると絶望しかない

  • カレーのイラストはめっちゃ美味しそうなのに、アイテム図鑑で見られないのが残念。

  • 装備品のグラフィックも結構かわいいのに、アイテム図鑑で以下略(全部同じアイコンなのはさみしい)

  • 敵キャラも喋るのは賑やかで面白い(スズメの敵の台詞が○すでチュン!って聞こえてしまうんですけど、気のせいだと思いたい…)

  • アイテムの種類はたくさんあるのに、効果なしのものが多くてかなしい

トロフィーのこと

図鑑コンプリート!(ゴールド/図鑑の情報を全て入手した!)

武器や防具を装備して経験値を貯めると、武器の名称が変化して刻印(武器に付ける追加効果)枠が1つ増えます。

剣、杖、盾が各30種類+1種類につき五段階あるので450種類…装備品の育成にプレイ時間の大半を費やすことになりました。

天空聖殿での階段即降りプレイで、だいたい60~70階辺りで1つ完成です。基本的には70階ぐらいまで降りる→脱出→他の装備に強化値を移して再度70階まで降りるの繰り返し。

ランダム要素になるものの、運良くくぅちゃんが「合成の知識(ダンジョン内で合成できる)」を覚えてくれたら、70階で脱出せず以降も装備を持ち替えながら進めていくことができるので結構な時間短縮になります。

※後半のモンスターの方が経験値が多いので完成も早い! ※これを書きながら思ったのですが、ターン経過させてタウロス系狩った方が早かったのかもしれません。やってしまった。

  • 杖:剣は問題ないですが、物理攻撃力のない杖がとにかく苦行なので「力の秘薬」「狂戦士の薬」「秘伝の巻物」「爆薬」等、刻印で物理攻撃力を追加できるアイテムをストックしておくと精神的にちょっと楽かもしれません。

  • 壊れもの装備品:「割れモノ注意」「取り扱い注意」の刻印が入った装備は使うと確率でロストするので、「全滅の巻物」をたくさん持ち込んで、タウロス系の敵を巻物で倒せば壊さずに育てることができます。

  • 各種カレー:装備品の育成と平行して進めるとすぐに終わります。失敗すると食材が無駄になってしまうので、事前にセーブしておきたいです。

  • モンスター図鑑:意識していなくてもほとんど埋まりますが、店主は場所によって違う名前なので、ストーリーのダンジョンに戻って探しに行く必要があります。

  • 天空聖殿:256階にしかいないモンスター、アイテムがあるので一度は踏破必須。

  • なかなかドロップしないアイテム:アイテムを別のものに変化させる「変化の巻物」「魔法のコンパクト」「天?の巻物」をたくさん持ち込んで、不要アイテムが目的のものに変化するまでひたすらセーブ&ロード…
    ※自分は「翠ぷにまんの欠片」「くさった魚」がなかなか拾えませんでした。

偉大なる大魔導師(ゴールド/全てのスキル・魔法を最大レベルまで習得した!)

補助魔法を除いて、1つのスキルにつき3冊か5冊の魔導書が必要です。

装備品の育成が終わる頃にはほとんど揃っていそうですが、狙って拾うことができないので 足りない分は変化の巻物リセマラに頼るのが一番楽そうです。

※運頼み

最弱の極み(シルバー/装備品を-99まで弱化させた!)

最序盤から意識してマイナス装備品を持ち帰るようにしないと、結構面倒かもしれません。

体感ですが、プラス装備に比べてそこまで見かけないような気もします。

凄腕の冒険者(ゴールド/冒険に出た回数が100回を超えた!)

アイテム図鑑をコンプしても足りなかったので、「魔導の塔・再起の迷路」で回数を稼ぎました。

全5階と短く、周回しやすくてオススメです。

今日もやられ役(シルバー/ダンジョンで累計50回戦闘不能になった!)

とにかくゲームオーバーになるのが難しいゲームだったので、最後のトロフィーになりました。締めがこれって情けないな……。

装備を全部外して立っていてもくぅちゃんが敵を倒してしまうため、邪魔をされないような位置取りをする必要があります。

くぅちゃんの空腹度が0になるのを待っても良いんですけど、時間がかかり過ぎる。

個人的には「セイロの森」が細い通路が多く、殴ってもらいやすかったです。

こうすればもうちょっと効率良くできたんじゃないかな……というまとめ
  • 最序盤から「物理攻撃力が上がる刻印のつくアイテム」「何かを他の品物に変化させるアイテム」「マイナス装備品」を優先的に持ち帰る。

  • 各種魔導書も優先的に持ち帰る。

  • 装備品育成時の脱出用に、「ひとっ飛びの本」を可能な限りストックしておく。変化マラソンのときにも使える。

  • トロフィー目的なら、掲示板のクエストは無視してOK

  • カレーの材料になるアイテムは1種類ずつ倉庫に入れておく(図鑑を埋めようとしたら足りなかったので、後で取りにいく羽目になりました)

総評?

総プレイ時間が日数表示されているのですが、これは時間換算したくないやつですね。そんなにやってたのか。

とにかく、表だけなら超ライトに遊べるかわいいお手軽ローグライクでしたが、どうしても作業の方が印象に残ってしまってですね……。

終わりが見えてきてからは結構夢中になって図鑑埋めてましたけど、なかなか気が乗らずに結局3年以上も放置してしまいました。長い戦いだった。

良い部分もあったものの、微妙な部分が目立つタイトルでした。

何回でも言いますしタイトルにも書きましたけど、普通にメインストーリーを遊ぶ分には問題ないよ!

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【Vita】ダンジョントラベラーズ2 感想

※この記事は、旧ブログ からの移行記事です

ちょっと前の話になりますが、ダンジョントラベラーズ2、クリアしました。

発売日に購入(途中2ヶ月程放置期間がありましたが)、基本的に平日1日30分ぐらいちまちま進めていました。1年と2ヶ月ぐらいは遊んだことになるのでしょうか……いやぁ凄いボリュームでした。お値段以上!

目次

  1. 内容のこと
  2. 難易度のこと
  3. 各職業のこと
  4. トロフィーのこと
  5. イラストのクオリティすごいよ!という話
  6. 余談

内容のこと

ひたすらダンジョンに潜り、アイテムを拾い、ある程度で引き返して荷物の整理をしてまた潜り……と結構おカタイ DRPG です。ストーリーはあってないようなものなので、余計なことは何も考えずにマップ埋め三昧です。

目的がシンプルなのと、自分がダンジョンもの大好き人間ということもあって無心で楽しめました。RPG とかで、ちまちまマップ埋めるのが好きな人には合うんじゃないかなと思います。

仲間になる女の子数こそすごいですが(DLキャラ含めて30人超え)、キャラごとの性能差はほぼ無いに等しいので 見た目とか声で選んで好きなようにパーティが組めるのも個人的には◎ です。

メイドロボのイストさんと、姫様ことエルトリシアさんがお気に入りです!!!!

難易度のこと

強い雑魚敵1体にパーティが壊滅させられかけるということも結構あったり、適当な編成でなんとなくボスに突っ込むと普通に返り討ちにされたりと 見た目以上に難易度があるので「女の子かわいい!!」だけで始めると痛い目見そうです。

自分は即死攻撃を使ってくるデス13というボスで初めて全滅してしまい、「即死とかこんなの無理だよ~運ゲーだよ~」と投げ出しそうになりました。

……が、装備と編成を見なおして、土耐性100(即死無効)+火力を捨てたガチガチ防御パーティにしたらあれ? ってぐらい簡単に倒せました。無理そうに見えても対策と編成次第でどうにでもなる塩梅が素晴らしい。レベルの暴力よりも属性耐性値大事、超大事。

あと、引っ掛ける気満々の罠とか一方通行箇所とか、特定の職業のキャラがいないと通れない扉等意地悪な仕掛けが結構あります。

某ダンジョンでは難しいというよりは、ただ悪意を感じる配置と言うか……それで投げ出してしまうのは本当勿体無いので、(探索メインのゲームでは邪道かもしれませんが)そういった部分は攻略に頼るのもアリかもしれません。

やってる内は夢中で探索してましたが、完成間近になって見返してみるともう二度と地図埋めしたくないな……となるマップ。

各職業のこと

各職それぞれ得意な場面苦手な場面がありますが、メイドさん派生職のエトワールがどの場面にもまんべんなく対応出来て強いかな~と感じました。

詠唱無しコスト無しで即時発生ほぼ永続デバフ。強い。レベルを上げると効果が目に見えて分かるぐらいのダメージカット。強い。基本的に攻撃はしないので、全てを素早さに割り振った速度ガン積みのサポートメイドさんは強い。

TPカット手段とメイドさんの回復スキルが揃ってきてからのマジカルプリンセス(魔法も物理もできる万能職、自己バフからのずっと俺のターンで無双状態)、後半になってからのビショップ(基本的にデバフが辛いゲームなので、全体状態回復が便利)もずっとスタメンでした。

火力よりも、継戦能力重視と言うか……時間はかかりますが、ストレスなく潜り続けることができるのって割と大事だと思っています。

ただ、しなないとは言えちまちま削ってるとやっぱり火力が欲しくなってくるのも当然なわけで……何かを入れると何かが足りないというバランスは良いな~と感じました。こういうゲームで、死に職的なものがないって素晴らしい。

トロフィーのこと

基本的に普通に遊んでいれば勝手に揃うと思います。ただ1つを除いて……。

マモノ覆滅:マモノを20000体撃破した

プレイ時間の大半がこれに費やされたのではないかというぐらいの数字です。ノリで適当に「取りあえず20000で~」って設定したんじゃないかとすら思ってしまう。

自分はストーリー本編のラスボスを倒した辺りで5000体討伐のトロフィー取得ぐらいだったので、察して下さい。

ストーリークリア後の裏ダンジョン的なものを進める必要はありませんが、目的もなく15000体倒すのは苦行でしかないのでついでに進めることになるのではないかと。本当このトロフィーさえ無ければなぁ(追記:続編では必要討伐数が半分になったようです。やっぱりめっちゃ不評だったんですかね)。

イラストのクオリティすごいよ!という話

イラストのクオリティは流石あくあぷらすだぜ!! としか言いようがない……
ありがとうあくあぷらす

余談

ボスを倒す度に肌色なイラストがバーン!!!と表示されるので、お外でのプレイは非推奨です。

とりあえず何が言いたいかって、面白かったです! 続編も制作中らしいので超楽しみです!!!

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